MacBook Air/Proのクラムシェルモードで使う際、外部キーボードは必需品です。
外部キーボードの候補としてまず挙がるのが、Apple純正の「マジックキーボード」
この記事では、実際にマジックキーボードを使ってみて感じた事を紹介します。
Apple製キーボードがMacBookと同じ感覚で使えるのか、気になるポイントをレビューしていきます。
マジックキーボードの特徴と良い点
はじめに、マジックキーボードの特徴と良い点から紹介します。
僕の使用環境は、M1 MacBook Airを使っていて、自宅では外部モニターに接続してクラムシェルモードで運用しています。
使用しているマジックキーボードは、タッチID付きのUS配列です。
日本語配列はこちら
US配列はこちら
この前提で話を進めます。
マジックキーボードの良い点
- キー配置がMacBookと同じ
- 打鍵音が静か
- 接続が安定している
- 軽量で扱いやすい
- タッチID搭載
- シンプルでデスクに馴染むデザイン
- 省スペース設計
まとめると、このように感じました。
詳しく説明します。
キー配置がMacBookと同じMac配列で違和感ゼロ
マジックキーボードは、Macのために設計された純正キーボードなので、当然Mac配列です。
MacBookを普段から使っている人であれば、ショートカットキーなども全く同じ配置で、違和感なく使えます。
クラムシェルモードでも、通常通り快適にタイピングができます。
ただし、一部MacBookと異なる点があり、気になる箇所があったので後ほど紹介します。
静かな打鍵音で夜でも安心
通常のタイピングでは、打鍵音が非常に静かです。
深夜に家族が寝ていても、あまり気にせず作業を続けられます。
ただし、強めにタイピングするとデスクから低音が響くことがあるので、その点は注意が必要です。
接続が安定してスムーズ
マジックキーボードはBluetoothで接続しますが、MacBookとは安定して簡単にペアリングできます。
数ヶ月使用しましたが、バッテリーが切れない限り、接続が途切れることはありませんでした。
帰宅後にMacBookとマジックキーボードの再接続も問題なく可能です。
遅延も全く感じず、快適に文字入力が可能です。
さすが純正キーボード、といったところですね。
軽量で扱いやすい
マジックキーボードの重量はわずか243gと、とても軽いです。
頻繁にキーボードを移動させる人には、これは大きなメリットでしょう。
タッチIDが便利
タッチID付きモデルは、ログインやセキュリティ関連でパスワード入力が不要になります。
タッチIDが使えるのは、MシリーズのMacまたはMacBookに限られており、Intel Macには対応していないので注意が必要です。
シンプルなデザインでどんなデスクにも馴染む
マジックキーボードは、シンプルでミニマルなデザインが特徴です。
どんなデスク環境でも馴染みやすく、スッキリとした印象を与えます。
テンキーレスで省スペース
デスク上で一番スペースを取るのはキーボードですが、マジックキーボードのテンキーレスモデルなら非常にコンパクトです。
省スペースで、デスクの邪魔になりません。
バッテリー持ちも十分
僕の使用状況では、1回のフル充電で約1ヶ月持ちます。
文字入力が月に10万文字を超える場合は、少し短く感じるかもしれませんが、通常使用であれば1ヶ月ほどはバッテリーが持つでしょう。
日本語配列はこちら
US配列はこちら
マジックキーボードの気になる点
Mac向けのキーボードとして、間違いないマジックキーボードですが、以下のように気になる点もあります。
気になる点
- キーボードに角度がつけられない
- 十字キーのデザイン
- 軽すぎるが故のデメリット
- MacBookとタイピング感の違い
- Lightning充電
気になる点をまとめると、このように感じました。
詳しく説明します。
マジックキーボードに角度がつけられない
マジックキーボードにはスタンドが無いため、角度調整ができません。
既に少しの傾斜はありますが、人によってはもう少し角度が欲しいと感じるかもしれません。
角度問題は、Amazonで販売されている貼り付け式スタンドを使うことで対策は可能です。
十字キーの形状がMacBookと違う
マジックキーボードの十字キーは、MacBookのものとは形が異なります。
このデザインは周囲のキーと形を合わせた結果だと思われますが、非常に使いにくいです。
ブラインドタッチではどの方向キーに指が触れているか判断しづらく、誤操作が発生しがちです。
例えば、左を押しているつもりが、optionキーを押したり、上下のどちらかを押してしまうというのがよく発生しました。
MacBookの凸型デザインが使いやすいだけに、マジックキーボードも改良して欲しい点です。
キーボードが軽すぎてズレる
軽量であることはメリットですが、デメリットにもなります。
気持ちよくタイピング中にキーボードが少しずつズレてしまうことがあり、特にフェルト製のデスクマットを使っている場合よくありました。
重さがもう少しあれば、このズレが改善されるかもしれません。
キーボードは、500gほどの重量が欲しいと感じました。
タイピング感がMacBookと違う 気がする
マジックキーボードとMacBookのキーボードを比べると、タイピングの感覚に微妙な違いを感じます。
僕だけ?
具体的には、マジックキーボードは少し柔らかく、MacBookのキーボードはよりカッチリとした感触です。
構造自体は大きく異ならないはずですが、この違いは質量や重さが影響しているのかもしれません。
僕の感覚なので、実際は全く一緒だとは思いますが…
いまだにLightningで充電
iPhoneもついにLightningを卒業しましたが、マジックキーボードなどMac関連の周辺機器は、いまだにLightning健在です。
僕のiPhoneは13Proなので、Lightningを使用していますが、後に買い換えるとUSB-Cになるので、気になる点です。
十字キーと同時にUSB-Cに改善してくれるといいのですが…
結論:マジックキーボードはおすすめ
MacやMacBookの外部キーボードとして、マジックキーボードは非常におすすめです。
純正品であり、MacBookと同じ配列なので、初めて外部キーボードを選ぶ人には間違いない選択です。
もし使いにくいと感じた場合でも、メルカリなどで意外と高値で売れる可能性もあります。
バックライトがない点は注意
マジックキーボードにはバックライトが搭載されていません。
ゲーミングPCでも無いですし、基本はバックライトなしでも問題ない場合が多いでしょう。
どうしてもバックライトが欲しい場合には、マジックキーボードは選択肢から外れるかもしれません。
最大のデメリットは価格
正直、マジックキーボードは高価です。
タッチIDなしのモデルで13,800円(税込)、タッチIDありのモデルで19,800円(税込)します。
Amazonでは2024年8月現在、タッチIDありのモデルが17,704円で購入可能です。
Appleはセールを滅多に行わないので、少しでも安く購入したいならAmazonを利用するのが良いでしょう。
さいごに
この記事では、マジックキーボードのレビューをお届けしました。
Apple純正のキーボードだからMacBookと全く同じだろうと思って購入しましたが、細かな違いがあることが分かりました。
それでも、最初のMac用外部キーボードとして、非常におすすめです。
今回US配列で紹介しましたが、日本で一般的な日本語配列も同じような結果となると思います。
日本語配列はこちら
US配列はこちら
最後までご閲覧ありがとうございました。